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次回の総選挙で大きな変化に直面しているのは、イスラエル在住アラブ人たちを代表する(はずの)アラブ系政党である。
ネタニヤフ政権は、総選挙について新しいルールの法案化に成功していた。それによると、最低3.5%を得票していない党は、議員を出すことができなくなったのである。
現在、アラブ系政党は、反イスラエルのものと、イスラエルを認める党まで、小さな党が乱立している。これらが、全部一つにならない限り、3.5%の得票は難しい。つまり、議員を一人も出せない可能性がなきにしもあらずなのである。
ネタニヤフ首相が、先月、「イスラエルはユダヤ人の国」と定義する法整備をすすめると提唱すると、イスラエルの人口20%のアラブ人社会からは、「民主主義に反する」として、激しい反発が出ている。
そんな中、数年前から、イスラエルがユダヤ人の国であることをはっきりと認めた上で、イスラエルで生まれ育ったアラブ人クリスチャンの若者にイスラエル軍への従軍の機会を与えてほしいと訴えてきたのが、ナザレのギリシャ正教・ガブリエル・ナダフ神父である。
ナダフ神父の運動で、年間30人だったアラブ人クリスチャンのイスラエル軍への従軍は、150人にはねあがった。この12月4日には、ナダフ神父の息子のジュブランさんが、イスラエル軍に入隊した。ジュブランさんは戦闘部隊配属を希望している。
ナダフ神父は、「ユダヤ人の国、イスラエルが私の国。中東で信仰を自由に守ることができるのはイスラエルだけだ。国のために働くのは当たり前だ。」と、息子の入隊を心から喜んでいる。
しかし、こうした考えから、ナダフ神父もジュブランさんも、アラブ人からの暴力を受けるなどの反発を受けていることはお伝えして来た通り。