ガザ激戦中・病人とその世話人231人がガザから脱出:COGAT協力 2024.11.7

Troops operating in the Gaza Strip in an undated photo released by the military for publication on November 7, 2024 (Israel Defense Forces)

ガザ北部でも激戦とジャバリヤから、ベイト・ラフィアへと、戦火の拡大が続いており、6日には、イスラエル兵が1人重傷を負った。

こうした中、6日(水)、WHO、UAE、EUと、 COGAT(イスラエル軍の民間関連を担う部署)の協力で、ガザに住む231人の患者とその世話人が、南部国境のケレン・シャローム検問所を通って、ガザから脱出していった。

そこから、イスラエルのエイラットの空港を経由して、UAE(アラブ首長国連邦)、ルーマニアでの治療を受けることになっている。

治療目的での脱出は、今回がこれまでで最大であった。こうした脱出を待つ人のリストは、1万4000人で、昨年戦争が始まってから5000人が脱出しているとのこと。

なお、戦争当初は、1日に50人ほどがエジプトを経由してへ脱出できていたとのこと。しかし、その後、エジプトは国境を閉鎖し、ガザ市民の入国を完全に遮断した。今は、イスラエルを経由するしかない。

www.timesofisrael.com/over-200-gazans-both-patients-and-caregivers-evacuated-via-israel-for-medical-care/

ガザで進められていたポリオのワクチンは、これまでに100万人が接種を干渉したとのこと。

www.timesofisrael.com/over-1-million-gazans-vaccinated-in-fresh-polio-campaign-idf-says/

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。