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集団埋葬されるガザのパレスチナ人100人以上
国際メディアが一斉に、ブルーシードに包まれた111人の遺体を、ガザ北部からトラックで南部のカン・ユニスまで運び、集団埋葬している様子を伝えている。埋葬に家族は同席していない。
遺体はシファ病院含む複数の病院から運ばれてきたとみられる。
www.nytimes.com/2023/11/23/world/middleeast/gaza-mass-grave.html
ガザからの報告によると、戦争が始まってからガザのパレスチナ人の死者は1万3300人。武装ハマスと市民の内訳は不明。
視聴者は、これがイスラエル軍が殺した人々と見る人が多いだろう。しかし、ガザ市民の死者はイスラエルの空爆によるものだけでなく、ハマスに殺された人もいる。
ハマスのロケット弾の不発や誤爆で死んだ人もいる。世界は全部イスラエルの責任とするが、ガザの死者の中には、ハマスによる死者も決して少なくないということである。
またハマスは、市民たちを盾にしているのであり、イスラエルを攻撃したら、市民たちが死ぬこと人なることは十分わかった上で、イスラエルへの攻撃を実施した。それが原因で、市民を100人も埋葬することになっているのである。
またガザの人々が、今、物資や薬品不足で苦しんでいるのは、2007年にガザの支配者となったハマスが、この15年間、ガザの経済や発展のためにはいっさい何もせず、資金もほぼすべて、地下トンネル整備や武器の購入に使っていたことを忘れてはならない。
ハマスの息子が国連で証言:何が良くて何が悪いのか世界は混乱している
1990年代に、ハマスとガザからも離脱し、クリスチャンになって、今はアメリカに在住する「ハマスの息子」モサブ・ハッサン・ヨーセフ氏が、20日、国連のウェブテレビでハマスについての証言を行った。(Mission of Israelの設定)
ヨーセフ氏は、自分はまさにパレスチナ人であり、その(ハマス)文化で育った者として証言すると述べて、国連において、国際社会に向けて明確な証言を行った。
webtv.un.org/en/asset/k11/k119r4joso
ヨーセフ氏が強調したのは、ハマスは政治的な組織ではなく宗教組織であるということ。政治的に国境を論じているのではないということである。
イスラムの国を成立させるためには、民族全部を抹殺することもいとわない組織だ。これがなぜ、すべての人に明らかでないのか理解に苦しむと述べた。
また、ハマスの根本的な罪は、パレスチナ人の子供たちに自爆テロをさせたということ。イスラエルをなくすということが、ハマスの最終ゴールであるということだと明確に述べた。
www.jpost.com/arab-israeli-conflict/article-774680
ガザのパレスチナ人を苦しめているのは、ハマスだとヨーセフ氏は言い続けている。また、今、世界がハマスを放置したら、必ず世界に危機をもたらすことになると強力に警告している。