ガザ人道支援地域の国際赤十字攻撃で22人死亡と主張:非難はイスラエルに 2024.6.22

A delegation of the International Committee of the Red Cross (ICRC) inspects a makeshift displacement camp in Rafah’s Al-Mawasi area in the southern Gaza Strip on May 29, 2024. (Bashar Taleb/AFP)

ガザでは、ラファへの進軍が加速されている。

しかし、ラファは、ガザ西部海岸地域に設置された、アルマワシ人道地域との接しており、先日、人道地域にもロケット弾の発射地や、地下トンネルへの入り口が発見されたと報告があったことから、一部は、その地域へも入っていたもようである。

すると、19日、アル・マワシのICRC(国際赤十字)事務所が、19日に攻撃を受け、オフィスが被害を受けただけでなく、周囲にいたガザ避難民22人が死亡。45人が負傷したと訴えた。

ICRCは、イスラエルを名指しはしていない。しかし、ハマスの保健省は、25人が死亡し、50人が負傷したとして、イスラエルを避難する声明を出している。当然ながら、アルジャジーラなどは、イスラエルを非難している。

イスラエルは、軍がICRCを攻撃したという記録はないし、攻撃は、確かな情報に基づく非常に的の当たったものであるとして、民間人がそこまで犠牲になるはずがないと反論している。

www.timesofisrael.com/icrc-says-22-dead-in-attack-that-damaged-its-gaza-office-idf-no-signal-it-was-us/

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。