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食料・物資配布関連でまた29人死亡
先に、人道支援物資のコンボイに群がった人々が、将棋倒などで118人が死亡したところだが、ハマスからの停戦案が出る直前の14日夜、また、食料人道支援物資配給所での攻撃があり、合計29人のガザ市民が死亡していた。
14日夜、ガザ市クエート広場では、食料や支援物資のトラック31台が到着し、その配布が行われることになっていた。広場周辺には、物資を取りに来ていた人々でいっぱいになっていたが、銃撃が発生。21人が死亡。150人が負傷した。同様にガザ中部での難民キャンプでは、配給所が空爆され8人が死亡したとのこと。
日本含め世界のメディアは、ハマスの報告そのままに、イスラエル軍の戦車からの攻撃によるものであったと報じた。
しかし、イスラエルは、調査の結果、これを否定。イスラエル軍の戦車ではなく、ハマスのテロリストが銃を乱射したことによるものであったと反論した。また、それを裏付けるドローンの映像を世界に発信した。
www.timesofisrael.com/idf-probe-palestinian-gunmen-killed-gazans-waiting-for-aid-army-did-not-fire/
🔴 EXCLUSIVE: Palestinian gunmen opening fire while Gazan civilians awaited the arrival of the humanitarian aid convoy.
We emphasize that there was no opening of fire by IDF forces at the aid convoy in Kuwait Square. pic.twitter.com/z3apVospv8
— Israel Defense Forces (@IDF) March 15, 2024
石のひとりごと
餓死に近い状態に置かれている人々は、本当に命懸けで食料を求めるものである。そこで死亡するとは本当に悲しい事態である。これが人災ということは、本当に深い罪である。
こうなったのは、まず、2007年からガザを支配していたハマスが、戦争前から、イスラエル経由で入ってくる、国際社会の支援に頼るしかない状況に置いたことが大きな要因である。
そうしたことには目を向けず、今、世界はイスラエルが、ガザへの人道支援物資搬入を妨害している、特に子供を狙って殺しているという報道で、イスラエルへの避難を集中させている。
しかし、実際には、今、新たな陸路での物資搬入と、海路からの搬入を始めているのは、イスラエル軍がそうできるように手配しているから可能になった。
また先に、ガザの孤児70人をベツレヘムへ極秘避難させたのもイスラエル軍であったということは、不思議にもいっさい報じられていない。
イスラエル人は、これまでの付き合いからして、子供をめんどうがるとか、嫌う人はいない。それはユダヤ人の子供に限らず、パレスチナ人の子供でも誰でもである。
報道には裏や偏りがあるということを、覚えなければならない。