新型コロナ問題から、ヨーロッパやアジアへの就航が停止しているイスラエルのエル・アル航空は、経済的な打撃から、約1000人を解雇せざるをえないとの方針を発表した。
Times of Israel によると、エル・アル航空の雇用は6300人で、このうち3600人が正職員。解雇の対象は、非正職だけでなく、正職員からも出る予定で、すでに300人の解雇は決定しているとのこと。しかし、1000人といえば、約6人に1人が解雇になるということである。
エル・アルの労働組合は、2日から交渉を開始。今週いっぱいは続くとみられている。交渉の流れによっては、ストの可能性も出てくる。
一方、イスラエルが、多数の国民の入国を拒否したり、航空機の就航を拒否するなどして、需要が急激に減少したことから、ハンガリーの格安航空ウィズ・エアが、イスラエルへの就航便を削減した。今後、これに続く航空会社が出てくる可能性も懸念されるところである。
www.timesofisrael.com/el-al-labor-reps-scramble-after-airline-says-it-may-lay-off-1000/