9月12日(金)、エルサレムに近い、キブツ・ツバのホテルのダイニングルームで、パレスチナ人の男が、キッチンからナイフを取り、「アラー・アクバル!」と叫びながら、ナイフで、イスラエル人たちに斬りかかった。
これにより50代男性が胸を刺されて重傷。パーキングにいて後ろから刺された23歳男性が中等度の負傷を負った。2人とも命に別状はない。
ראשוני: אירוע דקירה במלון בקיבוץ צובה, הדוקר נעצר@HGoldich pic.twitter.com/4PkBw6PemJ
— כאן חדשות (@kann_news) September 12, 2025

犯人は、東エルサレムのシュアファットに住むパレスチナ人で、このホテルの従業員だった。過去に治安上の問題がある人物だが、今回の犯行の際、死にたいと叫んでいたという。自殺願望のテロであった可能性がある。
ハマスは事件を賞賛したが、犯行声明は出していない。
石のひとりごと
このテロ事件は、死者がなく、自殺願望でのテロ事件だったせいか、ニュースサイトからはすぐに消えていた。
テロを起こすことで、イスラエルの治安部隊に殺されるという方法で自殺をこころみるパレスチナ人は少なくない。それによって、殉教者とみとめられ、パレスチナ自治政府が、家族に補償金を出すからである。
イスラエルはこの補償金を止めるために、パレスチナ自治政府に代わって徴収している税金の送金を止めているのだが、それで、経済はされに悪化し、パレスチナ市民の生活はさらに悪化。テロをするしかない。この悪循環なのである。
しかし、このパレスチナ人男性も主が創造された、大事な一人だと思うと悲しい思いだ。なぜそこまで自分を落とし込んだのか。
こんな状態にあるパレスチナが国となり、イスラエルと平和に共存できると考える世界は、やはりおかしいとしかいいようがない。
