エルサレム市長目前でナイフ・テロ 2015.2.23 

 http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4629577,00.html

22日午後5時半ごろ、エルサレム市役所前交差点で、正統派のアブラハム・ゴールドステインさん(27)がいきなりナイフで刺されるというテロが発生した。

たまたまそこにいたバルカット市長のボディガードが市長とともに犯人を取り押さえて、逮捕となった。犯人はラマラ在住のアラブ人(18)。現在、取調中。

被害者のアブラハムさんは中等度の負傷と伝えられているが、インタビューにも応じられる程度である。エルサレムのバルカット市長は現在55才。2008年から市長2期目を務める。ビジネスマン出身だが、軍では、パラシュート部隊司令官も経験している。

<雪は終わり>

週末大雪に見舞われたエルサレムだが、今日はもうほとんどの雪が消失した。しかし、気温はまだ5度以下と低く、太陽も出ていないのでかなり肌寒い。先日、停電の地域はないと伝えたが、実際には、あちこちで数時間の停電は発生していたらしい。

雪といえば、エルサレムのチーフラビが、安息日に除雪車を発動させたとして激怒し、責任を追及しているという。ラビは、「雪は日曜朝までには通勤通学に問題のない量になっていた。土曜日に除雪車を働かせる必要はなかった。」と主張している。

しかし、発動する除雪車の前で自慢げに笑顔で写真に映っていたのはバルカット市長である。アラブ人テロに、安息日遵守で怒るラビ、エルサレムの市長というのはなかなか難しい仕事のようである。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

1 comments

現在、ISISのニュースが毎日のように日本でも放送されていますが、イスラエルではどうですか?
シリアやレバノンとは隣接しているのでISISの戦闘員がイスラエル国内に侵入してくるかもしれない、のような不安はないですか?
今年の5月あたりに、イスラエル人の彼氏の家族に会いに行く計画があります。
個人的には怖い気持ちがありますが、彼氏(イスラエル人)は大丈夫、イスラエルはセキュリティーが強すぎてISISは入って来れないから、、、と言います。
実際、どうなんですか?

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