エルサレム・西岸地区で衝突続く 2014.10.25

昨日、ライトレールを待っていた人々に車が突っ込むというテロが発生し、3ヶ月の乳児が死亡したことを受けて、今日24日、イスラエルの治安部隊は、隊員を1000人増やしての警戒態勢となった。空にはヘリコプターが舞って、監視するのが見えた。

特に今日は金曜のイスラム礼拝日。神殿の丘では、40才以下の男性の入場を制限する措置がとられた。東エルサレムではパレスチナ人と治安部隊が衝突し、パレスチナ人3人が逮捕された。

パレスチナ自治区のラマラ近郊では、治安部隊に火炎瓶をなげようとしたパレスチナ人をイスラエル軍が射殺。17才だった。*一部のメディアでは14才と報道している。

しかし、こうした現場から歩いて15分ほどのエルサレム西側市内は、いつもと全く変わらない安息日入りの金曜だった。ライトレールもいつのもように運行していた。

ジャパンウイークに出演中のヘブニーズは、急遽、日曜日、パレスチナ側でコンサートを行い、「和」を伝えることになったという。

リーダーの石井マレさんによると、ユダヤ側では何を言ってもいいと言われたが、パレスチナ側では、イスラエルの話はしないよう、言われているとのこと。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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