1日夜、大規模な反ネタニヤフ首相デモが行われたが、予想された通り最大級の1万人はいたとみられている。市民たちは、ネタニヤフ首相が、経済活動を早く再開し始めたことが原因で、今や生活すらあやうくなったとして、責任は、ネタニヤフ首相にあるとして、辞任を求めた。
デモは、もはやお祭り騒ぎの様相もあるが、生活に困窮する市民が拡大する中、通常はこうしたデモには参加しない人も参加しているようである。デモは夜中1時まで許可されたが、まだ残って抵抗する者もいた。今回は放水車で出ず、暴力の報告はないが、12人が逮捕されている。
エルサレム以外では、テルアビブ、カイザリヤと、高速道路の陸橋から旗をふるデモが全国で行われた。
翌日の閣議で、ネタニヤフ首相は、「デモが、民主主義を踏み台にしている。メディアが、デモについて報告するのではなく、自分も参加して、デモ隊に好意的な記事を書いて扇動している。デモが、コロナ感染拡大の温床になっている。」と非難した。
これに対し、青白党ガンツ氏は、「デモは民主主義の血流だ。政府はこの市民のこの権利を守るべきである。またデモに参加する人の安全も守るべきである。」と述べ、ネタニヤフ首相の意向に反する意見を述べた。
www.timesofisrael.com/netanyahu-protesters-are-trampling-on-democracy-gantz-they-must-be-protected/
なお、政府が約束している国民への給付金(1人750シェケル)は、今週から振りこみが開始される。