ウクライナでは、東部ハリコフ州で、ウクライナ軍が奮闘し、領土を大きく奪還。ロシア軍は撤退した。
するとロシア軍は、市街地やインフラへの攻撃を強めており、11日には、多くの火力発電所が破壊され、ウクライナ東部が広範囲に停電。ブラックアウトに陥った。これにより、ウクライナの推定900万人が電気を失っているとのこと。これは、今ウクライナに残っている人口の40%近くとみられる。
発電所が破壊されているので、今後も電力の供給が危ぶまれている。特に冬の寒い時期に、電力が不足することは致命的である。ゼレンスキー大統領は、ロシアを非難している。
また、問題となっているザポリージャ原発への電力も停止したことから、安全対策として、原発も稼働を停止して、冷却をおこなっている。今月初頭から、ザポリージャ原発に調査に入っていたIAEAのグロッシ事務局長は、9日、人員確保も難しく、ザポリージャ原発の事故のリスクが高まっていると警告していた。
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ロシア軍がこのまま引き下がるとも考えにくく、軍隊を再編成しているとの情報もある。
ウクライナ軍は、クリミア半島に近い南部でも奮闘しており、領地を奪還しつつある。ウクライナ側は、西側にさらなる武器供給を要請している。