昨日、国連のバンギムン事務総長は、シリアに関する第二回ジュネーブ国際会議にイランを招待すると発表し、イランもこれを受諾すると表明した。
すると、反政府勢力側が、「イランが来るなら会議には出席しない。」と発表。
また、イランは結局、強力にアサド政権の残留を支持しており、暫定移行政府の樹立を目指すというジュネーブ会議の目的を受け入れていないことが明らかとなった。
そのため、バンギムン事務総長は、いったん招待したものの、「イランは出席の条件を満たさなかった。」として招待を取り消すことを表明した。
<イランの核開発問題はどうなったか?>
昨年11月末に、イランの核兵器開発疑惑問題についての国際的な暫定合意に至った件。
その後、技術的にどのようにイランの高濃度濃縮ウランを処分するかなどの実務的協議が行われていたが、昨日20日、イランが高濃度ウランをうすめるなどの作業に入り、正式に6ヶ月の暫定合意が開始となった。
以後6ヶ月の間に、イランが合意事項を守るかどうかが検証されると同時に、一部の経済制裁が緩和される。制裁緩和と同時に、イランとのビジネス再会を待つ企業は多数にのぼるといわれている。
ネタニヤフ首相は「結局イランの核兵器開発能力はなくなっていない。」と改めて、ジュネーブ合意に水をさす発言を行っている。