www.bbc.com/news/world-middle-east-32777138
イラクの首都バグダットに近い都市ラマディがISISに占領されつつある。激しい戦闘で、住民とイラク兵が少なくとも500人死亡。数千人が難民になり、脱出している。ラマディをとられることは、アメリカ有志軍にとっても大きな打撃である。
イラク政府は、ラマディ奪回に向けて、イランのサポートを受けたシーア派武装勢力に加勢を依頼した。これにより、イランが事実上、表だってイラクに介入することになる。
さらにイラク政府は、シーア派たちにボランティアでラマディ奪回に加わるよう、呼びかけている。シーア派とスンニ派の対立、イランの進出と、イラクの混乱はますます深まる様相にある。
この直前、アメリカの特殊部隊が、ISISの重要幹部を暗殺したというニュースが流れたが、全く効果なしということを嫌みにも証明されてしまった形である。