イスラエル軍のハマス攻撃拡大中:ガザ中央と東部・北部住民に移動勧告 2024.8.24

IDF troops operate in the Gaza Strip. August 24, 2024. (credit: IDF SPOKESPERSON'S UNIT)

カイロでアメリカなどが必死に停戦を試みているが、先週、ガザでイスラエル人人質6人の遺体を保護した後、ガザでの戦闘は激しさを増す様相にある。

イスラエル軍は、23日、ハマスの武器製造工場を破壊。また別の空爆で、武器製造関係者のタハ・アブ・ナダが死亡した。ハマスはイスラエル南部へロケット弾20発を発射したが、すべて迎撃して、被害はなかった。

www.jpost.com/israel-hamas-war/article-816110

イスラエル軍は、ガザ中部アルマジ・キャンプと東部デイル・アル・バラの住民に、移動の警告を出した。今後、その地域にいるハマスとの戦闘になっていくとみられる。

ガザ北部では、ガザ市ゼイトゥーン地区で、2つの学校地下にあるハマス司令室を空爆した。これに伴い、スデロットへロケット弾が2発発射されたが、一発は迎撃、1発は空き地に着弾して被害はなかった。

しかし、しかけられた爆発物が爆発し、イスラエル兵のエビヤタール・アトゥアル一等軍曹(24)が死亡。4人が重傷。3人が中等度の負傷を負った。戦死者は337人となった。

イスラエル軍は、ガザ北部のアタトラ地区の住民にも避難を警告した。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。