イスラエルには、ウクライナから移住してきた人が多く、家族や友人がウクライナにいるひとが少なくない。その人々は、家族を思い、不安な毎日を送っている。
ハイファのロシア大使館前では、24日、雨が降る中、数百人が、「プーチンと止め、戦争をやめろ」「プーチンはヒトラーだ」などとのプラカードを掲げて、抗議デモを行った。警察は、大使館の壁に落書きをした者ら4人を拘束している。
デモを行ったのは、ウクライナに家族がまだいる中で、イスラエルに移住した人々だった。
www.timesofisrael.com/putin-is-the-new-hitler-israelis-protest-invasion-outside-russian-embassy/
<帰国できなくなったウクライナ・ロシアからのユースグループ>
イスラエルでは、コロナ情勢が改善してきたことを受け、ユダヤ人ユース・ツアー、“バースライト”が先月から再開されていた。このツアーは、イスラエル国外で生まれた若いユダヤ人に、イスラエルを体験してもらい、将来移住するように準備する目的で、ユダヤ帰還が行なっているものである。
イスラエルに来ていたウクライナ国籍ユダヤ人26人は、帰国便にすでに搭乗していたが、ロシアが侵攻を開始して領空が閉じられたため、出国できず、イスラエルに留置となった。同様にロシア国籍のユダヤ人のバースライト、18人もモスクワへの帰国便が延期となったため、イスラエルに留め置かれている。
これらの若者は、今ホテルにいるが、まだ10代の人も多く、家族と別れ別れでパニックに陥っている人もいるようである。
www.timesofisrael.com/young-ukrainian-jews-visiting-israel-stranded-as-russia-invades-their-country/