3月24日(月)朝、ガリラヤ湖の南、ヨークニアムを通る高速道路上で、テロが発生。イスラエル人で人々に愛された、キブツ住民のモシェ・ホランさん(85)が死亡した。
テロリストは、アラブ人の町マアレイ・アイアン出身のアラブ人、カレム・ジャバリン(25)だった。カレムは、国道66号線のバス停に車で突っ込み、その後、車から出て、バスを待っていた兵士(20代)を刺した。
兵士が持っていたライフルを奪い、近くにいて逃げようとしていた男性に発砲したあと、モシェさんとその息子が乗っていた車にむかって発砲した。カレムは、そこへ車でたまたま通りかかった国境警備隊の警察官に射殺された。
www.facebook.com/watch/?v=644655888512238
刺された兵士は、病院に搬送されたが、重症で状態は不安定とのこと。バス停にいて逃げた人は銃撃されたが無事だった。
車の中で銃撃を浴びたモシェ・ホランさん(85)はその場で死亡が確認された。一緒に乗っていた息子(51)は無事だった。
モシェさんの両親は、ナチス時代の1936年にイスラエルに来て、キブツ・ハゾレアを立ち上げた一員だった。モシェさんは、そのキブツで最初に生まれた人だった。
1960年代には、国内最高のメロン農家の一人に選ばれていた他、最近は、パイナップルと、綿の製造も行っていた。黄金の手を呼ばれるほどの庭師であり、大工でもあったという。キブツで愛された人だった。
妻のベティさんと、子供4人、孫10人が残された。
www.timesofisrael.com/man-75-killed-as-terror-suspect-rams-bus-stop-opens-fire-on-cars-in-north/