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イスラエル人人質4人の死亡確認
こうした中、3日、イスラエル政府は新たに死亡が確認された4人の人質を公表した。4人とも男性で、ハイム・ペリさん(79)、アミラム・クーパーさん(84)、ヨラム・メツィガーさん(80)、ナダブ・ポプウェルさん(51)
4人は、ハマスに生きた状態で拉致されていた。ナダブさん意外は、キブツ・ニール・オズからの拉致であった。このため、以前、ハマスのビデオに生きている状態で撮影されていた。ハガリ報道官は、4人は、ハマスに拉致されたあと、カンユニスで殺されたとみている。
今回、死亡が確認されたアミラム・クーパーさん(84)の妻、ヌリットさんは、10月23日に解放されていた。ヌリットさんと一緒に解放された、同年輩のヨケベデさんの夫は、まだガザにおり、生死はわからないままである。
www.timesofisrael.com/israel-announces-the-deaths-of-four-hostages-in-hamas-captivity/
それにしても、100人近い人質はいったいどこにいるのか。シンワルとともにいると推測されているが、もしかしたら、エジプトにいるのではないかとの憶測も出ている。
石のひとりごと:キブツ・ニール・オズ
ハイムさんら4人が拉致されたキブツ・ニール・アムに行ってきた。また詳しく記事にしたいと思うが、キブツ・ニール・オズ出身者が4人となっているので、少し感想を延べたい。
キブツは、襲撃から8ヶ月経つが、まだその時のままであった。
筆者は1989年から1990年にかけて、イスラエル北部のキブツに滞在した。その様子とそっくりな、小さな子供の三輪車や、乳母車、モックが木の間で揺れており、今にも明るいイスラエル人たちが出てきそうなそのままの状態であるのに、そこに誰もいない、一人もいない、ということに大きなショックを受けた。まるでSF状態だった。
また家々はほとんど襲撃されており、焼かれて黒くなっているだけでなく、スイッチが溶けたり、屋根がひん曲がって黒くなっている。どれほどの高温だったかを思わされた。まだ花がついているサボテンが切り捨てら得て、乾いて転がっていた。
安息日の朝早く、人々がまだ寝ている時に、しかし、ハマスは、朝の太陽の光の中で、突然に襲いかかったのである。何も隠すものがない中で、全くの明るみの中で、女性たちはレイプされた。ハマスの父息子は一人の女性を共にレイプしたことを証言している。
このキブツの人々の人生は、全く別のもの変わってしまった。この突然、この衝撃をどう世界は捉えると言うのだろうか。。