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日常に戻るイスラエル社会
イランからの攻撃は、13日(土)から14日(日)夜間であったが、その後は、攻撃がおさまっているせいか、ネタニヤでは、その日のうちに、すでにカフェがいっぱいになっていた。海外からの航空機の乗り入れも、すぐに再開となっていた。さすが、イスラエルである。
イスラエル国内での制限も、地域により、予定より早めに解除になっている。地域にもよるが、おおむね学校は再開。1000人以上の集会の制限も解除とされた。成人の職場は、シェルターが近いなどの制限はあるが、すでに通常に戻っている。
戦時内閣招集:方針決まらず
14日、戦時内閣(首相含む5人)は、治安当局と共に、これから、どうするのか。反撃するのかどうかを話し合った。
バイデン大統領は、イランのミサイルを99%迎撃できたということは、イランがこれ以上攻撃しても無駄だと示すことができたということである。地域に戦闘を拡大しないためにも、この時点で、勝利と認識して、これ以上の攻撃はしないでもらいたいと明確に、報復攻撃に反対を表明している。イギリスとフランスもこれに続いて、イスラエルに自制を要請した。
会議は3時間に及んだ。イランに反撃をすることでは一致したが、いつ、どの程度で行うかで意見が割れたという。結論は出ないまま、解散となった。
Times of Israelによると、イランからドローンなどが発射され、F35が対処している際、ガンツ氏など、軍関係者からは、今のうちにイランへの大規模な反撃をするべきとの意見が出ていたという。
この時であれば、アメリカも手伝った可能性もなきにしもあらずである。しかし、ネタニヤフ首相とガラント防衛相は、この時。これを認めなかったとのこと。
www.timesofisrael.com/war-cabinet-said-to-favor-hitting-back-at-iran-but-divided-over-when-and-how/
石のひとりごと
イスラエルは四方八方から攻撃され、少女一人が重傷となっている。これをこのまま、何もせずにおいてもいいのか。イランをつけ上がらせることにならないのか。イランは、欧米のように、イスラエルの方が強そうだからと引き下がるような国ではない。イランは現状ではなく、イデオロギーで動いているからである。
とはいえ、報復する場合は、中東から世界戦争にまで発展する可能性もあり、全世界を敵に回しても今、やるべきことかどうか。とは言え、霊的に考えれば、たとえ、今報復しなかったとしても、今後もイランとの戦いを避けられない。むしろ悪化する可能性の方が大きい。
では報復のタイミングは今か、レベルはどうなのか。。。ネタニヤフ首相と戦時内閣の置かれている決断は非常にむずかしいといえる。