イスラエルの少年がタイの僧院に 2013.2.21

タイの仏教の僧院にイスラエル人(ユダヤ人)の12才の少年が1人で滞在していることがわかった。少年は、オレンジの僧服を着て僧侶たちと一緒にいたところ、イスラエル人旅行者が来たのでヘブル語で話しかけたため、発見された。

少年は、血液の病気で2年前には骨髄移植も受けるという重病を抱える。少年の両親は、イスラエル南部に住む仏教徒で、タイの僧院には「いのちの力」を与える僧侶がいると信じ、少年を僧院に預けたという。

問題は12才の少年が1人でタイの僧院にいるということ。少年自身は「もう慣れたから帰らない。」と言っているようだが、未成年をこれほど遠方の僧院に1人で放置することが違法にあたる可能性もあるという。

当局は「仏教でやりたいなら、イスラエルでやればよい。または両親が一緒にタイにいるべき」と言っている。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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