イスラエルの大統領・交代へ 2014.5.23

イスラエルの大統領は、現在、ペレス大統領だが、91才である。まだまだ衰えはないが、任期切れを迎えるとともに、退任が決まっている。時期大統領は、来月10日に国会での選挙で決まる。

ペレス大統領は、建国初期には、労働党の指導者として圧力をかけたり、核兵器の調達?など、裏工作にも暗躍したといわれる人物。そうした闇の部分を指摘する人もいるが、イスラエルの歴史に大きく貢献した人物であることは間違いない。

ペレス大統領には、イスラエルを象徴する経歴があるだけではない。ウイットのきいたスピーチ、スタートアップをめざす若者への支援、市民への親しみなどで、国民からは愛された大統領だった。

時期大統領だが、今週、有力候補とみられていたシロワン・シャロム氏が、女性問題をとりざたされ(本人は否定)、最終的にはネタニヤフ首相の推薦もとれなかったため、候補を辞退することが決まった。

次にだれが大統領になるかは、検討もつかないところである。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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