イギリスの首都ロンドンでは26日(日)、10月7日以降、イギリスで増え続けているヘイトクライム、特に反ユダヤ主義暴力が急増していることに反発するデモが行われ、約10万人が参加した。こちらのデモには、ボリス・ジョンソン元首相が参加していた。
デモ隊は、ガザに人質になっている人を戻すようにとの声も上げていた。
しかし、この前日の25日(土)、同じロンドンでは、親パレスチナで、恒久的な停戦を求めるとするデモが行われ、主催者によると約30万人が参加していた。このデモで、18人が逮捕された。
このようなデモは毎週のように行われているという。スカイニュースによると、ナチスの旗が上がっていたこともあるという。
イギリスメディアのThe Gardianによると、イギリスのイスラム教徒の数は、過去10年間に100万人増えたという。2021年のデータで、国民の6.5%にあたる390万人がイスラム教徒である。これは、2011年の4.8%270万人から100万人増えた形である。
イギリスでは、これまでの伝統であったキリスト教徒が減り、イスラム教徒が急増している。イスラエルに対する考え方においても、後者に押されつつあるようである。