イエメンのイラン傀儡組織フーシ派が、ガザのパレスチナ人に同調するとして、紅海を通過する、イスラエルに関係する輸送船を攻撃すると宣言し、実際に、攻撃した回数は、27回に及んでいる。
被害を受けたのは、日本を含む50カ国以上の商船で、20カ国以上の乗組員らが、脅迫され、人質に取られたままの者もいる。
これまでに、2000隻以上の商船が迂回を余儀なくされている。こうした状況を受け、アメリカは、昨年12月に有志連合を創設していた。
先週9日、フーシ派は、紅海の商船に向かって、ドローン21機と対艦巡航ミサイルを発射したため、アメリカが、これを撃墜する事態となった。これを受けて、米英軍は、12日、イエメン国内のフーシ派拠点30箇所を空爆。フーシ派戦闘員5人が死亡した。
これを受けてイエメンでは、12日、かなり大規模な反米英デモが行われた。
イエメンの人々は、ガザのパレスチナ人と共に立つと言い、フーシ派の行動は正義である、必ず反撃すると叫んでいる。
しかし、米英軍は、さらに13日にも戦闘機からのミサイル73発を発射し、イエメンのフーシ派への攻撃2回目を実施した。こうした攻撃は、フーシ派の動きを強力に牽制する目的で行われている。