31日朝、紅海上空で、アロー迎撃ミサイルが発動し、エイラットに向かっていたとみられる地対地ミサイルを撃墜した。この地域でアローが発動するのは初めてだという。またほぼ同時に、紅海では戦闘機が不審な飛行物2機を撃墜していた。
紅海からの攻撃は先週金曜にも発生していた。この時はタバにミサイルが着弾し、6人が負傷していた。
フーシ派のサリア報道官が、前回の攻撃も含めて、フーシ派によるものだと認める声明を出した。サリア報道官は、この攻撃が、イスラエルのガザへの攻撃を行っていることに対する、「宗教的、人道的、道徳的、国家的責任からの行動だった。」と言っている。
イランと同様、イスラエルのガザへの攻撃が続くなら、攻撃を続けると言っている。これは、イスラエルに宣戦布告したようなものである。
イスラエルは、いよいよ、ハマス、ヒズボラ、フーシ派と、イラン傀儡すべてに取り囲まれた形である。
フーシ派は、イスラエルとハマスの戦争について、完全にハマス側で、「アメリカに死を。イスラエルい死を。ユダヤ人に呪いを。イスラムに勝利を」と叫ぶ組織である。
「ユダヤ人に呪い」・・これはユダヤ教と、それに続くキリスト教、つまりアブラハム契約に反発しているという図式である。
聖書によると、アブラハムという人物は、ユダヤ人の父祖であり、キリスト教は、その関係にイエス・キリストを通して接木されていると考えている。そのアブラハムに、聖書の神は次のように言っている。
あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地上のすべての民族は、あなたによって祝福される。(創世記12:3)
この原則は本当であると、長年イスラエルを見てきた筆者は確信している。