シリアのアレッポで、ロシアとシリア軍が、激しい無差別攻撃を続けており、今も多数の犠牲者が出ていることは報じられている通りである。
これについて、スファラディのチーフラビ、ラビ・ヨセフは、この状態について、「私たちが座っているこの場所から、さほど遠くないシリア、特にアレッポで、毎日女性や子供たちが殺されている。
何百万人もの人が難民となり、包囲されている数十万人は、飢えている。彼らは私たちの友人ではないが、小さなホロコーストに苦しむ同じ人間だ。」と語った。
ホロコーストでユダヤ人が虐殺されているのを知りながら、世界は何もしなかったという悲しみを通ってきたユダヤ人は、特にこの状況に黙っていてはならないと訴えた。
スファラディ系のユダヤ人は、ナチスによるホロコーストを直接経験していないため、ホロコーストに関しては若干、蚊帳の外的に感じるというが、このコメントがスファラディ系のチーフラビから出たことは興味深いことである。
www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/218996
<アメリカとロシアがシリア情勢に関する対話を再開へ>
ロシアがアレッポを無差別に攻撃していることについて、戦犯にあたる可能性があるとして、アメリカがロシアとの対話をいったん保留にすると発表したが、両者は15日土曜、対話を再開するみこみとなっている。
<シナイ半島のISIS?:エジプト軍兵士12人を殺害>
シリアで、勢力を失いつつあるISISだが、イスラエル南部と国境を接するシナイ半島では、まだ活発に活動しており、エジプト軍と衝突している。
金曜、スエズ運河から東へ80キロの検問所を、イスラム武装集団が襲撃。エジプト軍兵士12人が死亡した。犯行に及んだ15人はその場で射殺された。
犯行声明は出ておらず、犯行グループを特定することはできていないが、ISIS関連のイスラム組織であるとみられている。
イスラエルのすぐ周りの諸国では、混乱を増しつつあるようである。