バイデン大統領は、水曜の会見で、イスラエルには、パレスチナ人の国を作る二国家案しかない。ガザの再占領は絶対にしてはならないと伝えたと強調した。一方で、ハマスと戦うイスラエルについては、あらためて理解を表明した。
バイデン大統領は、人道支援は最大に考慮しなければならないが、「子供の首を刎ね、女性を生きたまま焼き殺した10月7日の虐殺と、ハマスがそれを繰り返すと言っている以上、イスラエルには自衛の権利がある。要は、ハマスがイスラエル人を殺すことができなくなれば、ガザの戦闘は終わるということだ。」と語った。
またシファ病院での戦いについて、イスラエルにとってはリスクだが、この病院の下に、拠点や武器庫などが隠されていることは確かだと語った。バイデン大統領ば微妙ながらも、結局のところ、停戦を求めず、イスラエルを支持する立場であるといえる。
ハマスは、シファ病院への攻撃の責任はアメリカにあると表明。アメリカでは、本土で大きなテロが発生するのではないかとの懸念も出ている。
<ホワイトハウス前でイスラエルに停戦求めるデモ>
アメリカ国内には、イスラエルを支持する人々と、パレスチナを支持する人々がいる。先日、反イスラエルデモが30万人、親イスラエルデモが30万人という事態になっている。
以下はバイデン大統領は、停戦に向けて十分な働きをしていないと、ホワイトハウス前で訴える人々のデモ。またワシントンでは、夜に、150人ほどが、民主党委員会本部前で、停戦を求める激しいデモを行い、逮捕者も出たとのこと。