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アメリカがシファ病院にハマスの拠点あると認める
バイデン政権の国防省報道官のジョン・カービー氏は、シファ病院にハマスの最大拠点やトンネルの中枢があり、人質がそこにいる可能性があるというイスラエルの主張を認め、イスラエルのシファ病院での戦闘を後押しするようなを表明を行った。
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しかし、シファ病院には大勢のガザ民間人がまだ残されていることから、バイデン大統領は、イスラエルに対し、無防備な市民に被害が及ぶべきではないとして、病院への空爆はしないよう求めたとのこと。
これを受けて、ハマスは、シファ病院でのイスラエル軍侵攻の責任はすべてアメリカにあると表明した。
アメリカとイスラエルの連絡
1)バイデン大統領とネタニヤフ首相の話し合い
シファ病院内部での戦闘に入る前から、イスラエルはアメリカと長時間にわたる打ち合わせをしていた。14日、ネタニヤフ首相はバイデン大統領と電話で長時間話しをして、主には人質に関することを話し合ったとのこと。
一方、上院議員のバーニー・サンダース氏は、表立ってイスラエルに停戦は求めない立場ではあるが、14日を前に、イスラエル国連代表のエルダン氏を訪問し、これほど多くの民間人が死亡し、国連職員も100人以上が死亡したことガザでの決定的な人命保護と人道支援をどのように行うか話し合いたいと述べていた。アメリカとしてはジレンマもあるといことである。
2)アメリカ議員約150人が10月7日のハマスの残虐行為記録映像(47分)視聴
アメリカでは14日、アメリカの下院にハマス自身が残した10月7日の残虐な行為をまとめた映像(47分)を公開し、民主党、共和党、双方の議員約150人がこれを見た。中には、イスラエルに批判的な議員や、即停戦を主張する議員もいたという。
この映像は、以前にイスラエルの議員たちが見て、あまりの残虐さにショックと、涙とともに最後まで見られず、途中で出た人もいたと報告されていたものである。アメリカの議員たちの反応も同じだった。
映像を見た共和党マイク・ローラー議員は、「これを見て、いったい、だれが停戦を主張できるのか」と語っている。マイク・ジョンソン下院報道官は、「これは善と悪の戦争であり、光と闇、文明と野蛮の戦いだと言っていたネタニヤフ首相は正しい」と語った。