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中国が中東に進出していることについて、アメリカはあせっているのだろうか。中東で動いているほか、本日、ブリンケン国務長官が中国への公式訪問へ出発した。
アメリカが中東でアブラハム合意推進へ
アメリカは、現在、イランと核兵器開発問題で、なんらかの交渉を行なっている。ネタニヤフ首相いわく、「小さいことでの合意に至ろうとしている。イスラエルには影響はない。」と言っているが、野党ラピード氏はこれに大きな懸念を表明している。近く、ニュースになると思われる。
またブリンケン米国務長官は、6―8日、サウジアラビアを訪問。サルマン皇太子と会談後、同国リヤドで開催された「戦略的パートナーシップ」に関するアメリカとGCC(湾岸諸国)協力委員会に出席し、パレスチナ問題、シリア問題、ウクライナ情勢に関する論議を行なった。
www.gcc-sg.org/ar-sa/MediaCenter/NewsCooperation/News/Pages/news2023-6-7-12.aspx
www.jetro.go.jp/biznews/2023/06/f62ca3dfef1d13bf.html
この中で、ブリンケン国務長官は、イスラエルと友好関係、「アブラハム合意」に参加するアラブ諸国を増やしたい考えを明らかにした。これを受けて、アメリカ下院では、13日、バイデン政権にアブラハム合意の特使を任命することを義務付ける法案を、圧倒的多数で可決した。
アメリカが、中東で失いつつある影響力を挽回した以下の様相である。
www.timesofisrael.com/us-house-passes-bill-to-establish-special-envoy-for-advancing-abraham-accords/
ブリンケン国務長官中国訪問:バイデン政権で初
続いてブリンケン国務長官は、本日中国へ向けて出発した。北京に19日まで滞在し、秦剛外相や王毅氏と会談。習近平国家主席との会談もありうるとみられている。米中関係が悪化し、中東における競争も烈火する中、どのような話になるのか注目されている。