イスラエルの国防はイスラエル軍が守る。イスラエル国内は警察と国境警備隊、シンベトと呼ばれる諜報機関が守る。今年6月のエルサレムポストの記事によると、シンベトが未然に防いだテロは、2017年は400件、2018年6月までの時点で、250件にのぼる。
そのシンベトが先週、ハマスが、西岸地区で計画準備していたかなり大きなテロを未然に防いでいたことを明らかにした。
それによると、8月に西岸地区で逮捕したパレスチナ人オウズ・ラジョウブ(25)の自白によるもので、ハマス(カッサム部隊)に雇われたラジョブが、ガザからの指令で新型の爆弾を製造し、仲間を2人雇って、イスラエル国内での爆破テロを計画していたというものである。
ガザとの連絡は、イスラエル領内の病院での治療のために特別許可を得ていた高齢の女性が担当していた。ラジョウブによると、テロは、ショッピングモールやホテル、バスなどで10月には決行する予定だったという。
www.jpost.com/Arab-Israeli-Conflict/Shin-Bet-thwarts-Hamas-terror-attacks-inside-Israel-572543
また今週になり、イスラエル兵たちの写真を、ソーシャルメディアなどを介してカッサム部隊などの間で拡散し、情報収集を行っているのが発見された。
この兵士たちは、先週、ガザ内部で活動していた時にハマスと戦闘状態になったイスラエル軍特殊部隊で、この時にM司令官が死亡している。この時にハマスの指導者も死亡しているため、この兵士たちはいわば指名手配といったところである。
大きな戦争になっていなくても、イスラエルでは日々こうしたハマスとの”戦争”は続いているということである。
www.timesofisrael.com/hamas-publishes-photos-of-what-it-says-are-idf-forces-who-conducted-gaza-raid/