新年はアウトドアで:イスラエル人 2017.9.22

イスラエル国内での新年は、静かで、家族の幸せそうな食事の音や、日中は、時々、遠くで角笛が聞こえるといった穏やかな祭日となっている。

エルサレム市内は、日中、交通もかなり少なく、住宅地は静かだが、旧市街では、ダビデの町や、嘆きの壁トンネルなど、ユダヤ系のアトラクションが閉まっているせいか、オリーブ山やキリスト教系の観光地が、かなりの混雑になっていた。

アウトドア派の多いイスラエル人である。心地よい気候の中、全国の国立公園を訪れた人は7万人にのぼった。北部高地では、”初日の出”を見ようとするバイカーたちが200人いたという。

www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5019471,00.html

<罪を振り捨てる儀式:タシロアハ>

テルアビブのビーチでは、21日、タシロアハと呼ばれる儀式が行われた。

タシロアハとは、新年初日の日没前に、海や湖などに向かって角笛を吹き、ポケットからパン切れを海や湖などに向かって投げ捨て、昨年までの失敗や罪を放り出すという象徴的な儀式である。

これについて、ユダヤ教では、罪はこのように振りすてられるものではないが、この時に深く自己反省し、それを改める決意、つまりは悔い改めをする時であると教える。

13世紀から始まった週間とのことだが、ミカ書7:19を基盤においている。詩篇33,130を読む人もいる。

www.myjewishlearning.com/article/tashlikh/

新年の習慣について:http://www.aish.com/h/hh/rh/guide/48939217.html 

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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