イスラエル国内での新年は、静かで、家族の幸せそうな食事の音や、日中は、時々、遠くで角笛が聞こえるといった穏やかな祭日となっている。
エルサレム市内は、日中、交通もかなり少なく、住宅地は静かだが、旧市街では、ダビデの町や、嘆きの壁トンネルなど、ユダヤ系のアトラクションが閉まっているせいか、オリーブ山やキリスト教系の観光地が、かなりの混雑になっていた。
アウトドア派の多いイスラエル人である。心地よい気候の中、全国の国立公園を訪れた人は7万人にのぼった。北部高地では、”初日の出”を見ようとするバイカーたちが200人いたという。
www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5019471,00.html
<罪を振り捨てる儀式:タシロアハ>
テルアビブのビーチでは、21日、タシロアハと呼ばれる儀式が行われた。
タシロアハとは、新年初日の日没前に、海や湖などに向かって角笛を吹き、ポケットからパン切れを海や湖などに向かって投げ捨て、昨年までの失敗や罪を放り出すという象徴的な儀式である。
これについて、ユダヤ教では、罪はこのように振りすてられるものではないが、この時に深く自己反省し、それを改める決意、つまりは悔い改めをする時であると教える。
13世紀から始まった週間とのことだが、ミカ書7:19を基盤においている。詩篇33,130を読む人もいる。
www.myjewishlearning.com/article/tashlikh/
新年の習慣について:http://www.aish.com/h/hh/rh/guide/48939217.html