イスラエルでは、6日早朝にガザと停戦となり、平穏をとりもどした。その翌日7日午後、戦没者記念日が始まった。
今年、建国以来の戦没者と数えられたのは2万3741人。このうち、テロ被害者を含む市民は3150人。
今年は、7日午後8時(日本8日夜中2時)に全国で鳴らされる黙祷のサイレンと、嘆きの壁広場での式典で始まる。この式典には、リブリン大統領とコハビ参謀総長が出席する。8日午前中には、戦没者が埋葬されているヘルツエルの丘で、ネタニヤフ首相、リブリン大統領も出席しての記念式典が行われる。
8日には11時に2分間の黙祷のサイレンが鳴らされる。この時、ヘルツェルの丘には、自分に直接関係する戦没者がいなかったとしても、人々は子供連れで、敬意を表するためにやってくる。
日中、テレビでは、1日中、戦没者たちの名前が読み上げられる。イスラエルは、様々な地域から移住したユダヤ人が多い多様な国であるが、国のために命を失った人々への敬意は、子供にもしっかり伝わっている。
戦没者記念日が明けると、独立記念日の祝祭が始まる予定。ガザとの停戦が成立してなによりであった。