北部シリア国境:厳戒態勢 2015.1.22

日曜、イスラエル空軍の攻撃で、ヒズボラ6人、イラン革命軍兵士6人(司令官1人を含む)の計12人が死亡したが、ヒズボラ、イランがそれぞれイスラエルへ報復すると言っていることから、北部シリア国境では厳戒態勢に入っている。

迎撃ミサイル配備の他、国境を走る国道は、閉鎖され、国境では、次々に配備される戦車や軍用車が目撃されている。

本日水曜には、国境を越えて不審者が侵入したとの情報があり、一時周辺住民は屋内から出ないようにとの指示が出た。こちらは午後6時の時点で解除となった。その前には国境で、ヒズボラの旗を掲げた車が、空中に威嚇射撃し、住民を恐怖に陥れていた。

ヒズボラはイスラエルに報復するとしながらも、イスラエルとの全面戦争は望んでいないと表明している。しかし油断はできない。イランでは、本日、死亡した司令官の葬儀が行われ、イスラエルの旗を群衆が踏みつけ、燃やす様子が伝えられている。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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