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ヨルダン渓谷の壮絶な銃撃テロ:ユダヤ人姉妹2人死亡
7日金曜午前中、ヨルダン渓谷の57号線、ハムラ近くを走っていた車が、走行する車から銃撃を受け、路肩に乗り上げたところで、さらに22発にも及ぶ銃撃を受けた。この壮絶なテロ攻撃で、20代の姉妹2人が死亡。同乗の母親(48)も上半身に銃撃を受け、瀕死の重傷を負った。
死亡した2人の父親は、別の車に乗って前方を走っていたが、銃撃の音を聞いて、バックしてきたところ、襲われた家族が救急隊の措置を受けているところだったという。家族は、エルサレム南部、西岸地区の入植地、エフラトの住民だった。
テロリストは、現場から逃走したとみられ、現在、イスラエル軍が捜索を行なっている。深刻なテロ事件を受け、シャブタイ警察庁長官は、全国での警備を強化するとともに、銃所持の免許を持つものは、武器をとって自衛するようにと指示を出した。
ハマスは、この壮絶な殺戮について、アルアクサモスクでのイスラエルの蛮行や、レバノンとガザへの攻撃に対する自然な反応だと述べた。
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現場は、この2月にアメリカ国籍を持つエラン・ガネレスさん(26)が、銃撃を受けて殺害された場所に近かった。
ベングビル氏やスモトリッチ氏はじめとする右派議員たちは、政府のやり方が甘すぎると非難。これに幻滅と反発を表明して辞任した者もいた。今後右派勢が危険な反撃に出てくる可能性が懸念される。
エルサレム旧市街でもテロ
6日、エルサレム旧市街では、過越のセデルを終えて、夜中すぎ、帰宅しようとした男性(67)が、若い16歳ぐらいのパレスチナ人に金属棒で殴られ、負傷した。男性が自衛用ピストルを出すより早かったとみられる。
この時、大勢のアラブ人が、周辺を取り囲み、暴力を推奨する声をあげていたのこと。さぞ恐怖の瞬間であっただろう。
なお、家族によると、この男性は、30年ほど前、今回の現場から数メートルのところで、背後からナイフで刺されるテロを経験していたという。