ハマス戦闘と投降続く: シンワルのために死ぬなとネタニヤフ首相 2023.12.11

IDF

激しい戦闘継続中:投降ハマス累計数百人か

ガザでは、北部ジャバリア、シャジャイヤ、ベイト・ハヌン、南部では、カンユニスでの戦闘が続いている。

ネタニヤフ首相によると、これまでに、攻撃・破壊した地点は2万2000か所以上で、そのうち3500箇所は、停戦後である。殺害したハマスは7000人以上で、ハマス大隊指揮官24人のうち約半数が死亡したとみられる。

また、ここ数日、リーダーとのコンタクトを失ったハマス戦闘員らの投降が続いており、もう数百人が、投稿したとみられる。

以下は、武器を置くハマスの様子。目隠しされ、下着姿で並ばされ、トラックで搬送される様子に、国際社会からは非難も出ている。イスラエル国内からも、イスラエルのイメージが下がるとの声も出た。

しかし、イスラエル軍は、ダメージよりも、裸で大勢が投降する様子は、まだ投降していないハマスに、終わりを意識させる効果があるとみている。ただ、裸になる前の戦闘服姿で銃を置く姿を出す方がよいのではとも言われている。

ネタニヤフ首相は、10日、声明を発表し、「戦争はまだ続いているが、ハマスの終わりが始まった」として、ハマス戦闘員らに、「シンワルのために死なないように。」と投降を呼びかけた。

www.jpost.com/breaking-news/article-777461

なお、ガザにいる人質は138人だが、イスラエル軍は、このうち18人がすでにガザで死亡したことを確認している。

www.timesofisrael.com/netanyahu-to-hamas-terror-operatives-dont-die-for-sinwar-surrender-now/

イスラエル兵4人戦死:エイセンコット元IDF参謀総長の息子に次いで甥も戦死

地上軍は、続けて、一般家屋の中や、学校にあったぬいぐるみの中に隠されたライフルなどを次々と摘発しながら、危険なハマスとの戦闘を続けている。

11日、イスラエル軍は、あらたに4人の戦死者が出たと発表。戦死者合計は101人となった。

ギドン・イラニ軍曹(35)、イタイ・ペリー軍曹(36)、エビヤタール・コーヘン少佐(42)、ガル・ベッカー少佐(34)*ガルさん以外は予備役

また先日、息子を戦場で失ったエイセンコット元IDF参謀総長だが、その翌日の7日、甥にあたるコーヘン・エイセンコット軍曹(19)が、爆発物にあたって戦死していた。

www.timesofisrael.com/ex-idf-chief-eisenkots-nephew-dies-in-gaza-fighting-day-after-eisenkots-son-killed/

ベン・グリオン空港でロケット弾迎撃の中、航空機無事着陸

ガザからのロケット弾は、だいぶ減ったものの、まだ散発している。7日には、エイラットからの飛行機(国内便)が、ベン・グリオン空港で、ミサイルを迎撃ミサイルが迎撃する中で、無事着陸したと伝えられた。

乗客は、窓からアイアンドームが、ロケット弾を迎撃するのを目の当たりにしたという。地上では、ベン・グリオン空港近くの住民たちがシェルターに入っていた時であった。

www.timesofisrael.com/flight-from-eilat-lands-at-ben-gurion-airport-amid-rocket-barrage-from-gaza/

石のひとりごと

昨日はハヌカ4本目のろうそくを灯す日であった。神戸のシナゴーグでは、13歳になる少年のバルミツバ(成人式)をかねて、200人近い会衆が集まってのイベントが行われた。

イスラエル人で日本にいる人の中には、祖国の危機にあり、夜も寝られないという人も少なくないそうだ。こんな時に、祖国にいられないどんなに苦しいことかと思う。

自身もイスラエル人で、親族の多くがイスラエルにいるラビ・シュムリックは、「私たちは現地にいないでここにいる。でも祈れる。戦いには必ず勝つ。」と言って、皆とともにハヌカの祝いの歌声をあげていた。

日本人と結婚して、もう長年日本に住んでいるIさんは、やはり、戦争で、相当つらい思いをしていると奥様が言っていた。そのIさんは、「自分はもう年だし、大型車の免許もないから、国に帰っても役立たずだ。でも僕にできることをする。お金送る。」と話していた。

Iさんが言うには、全世界からだけでなく、ユダヤ人たちがかなりイスラエルに送金しているという。家族にではなく、さまざまな働きに対してである。

イスラエル人は、とにかく、国のために、なんでも今、自分にできることをする。それがイスラエル人のすごいところだと言っていた。

 

 

 

 

石堂ゆみ

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。