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ハマス解体に向けての戦闘継続中:ガザ侵攻のイスラエル軍が人質1人奪還
先週金曜からガザ内部へ侵攻しているイスラエルの地上軍は、武装ハマスが隠れているビルやトンネルの破壊を続けている。武装ハマス20人がいるとみられるビルを、ビルごと破壊するなどの作戦である。
これまでに、武器庫や、対戦車砲倉庫、ミサイル発射地点など少なくとも60の地点を破壊した。イスラエル空軍の空爆は450地点で、昨日1日での攻撃地点は600とされている。この中で、ハマス指揮官も続けて死亡している。
イスラエル軍の側に死傷者は出ていない。
www.jpost.com/middle-east/article-770766
こうした中、10月7日にキブツ・ナハル・オズで捕虜になっていた女性兵士オーリー・メギディシュさんが、イスラエル軍によって救出され、家族の元へ帰ることができた。
けがもなく、元気な様子である。
これまでに、カタールの仲介で4人が解放されているが、イスラエル軍によって、奪還したのはオーリーさんが一人目となった。
החיילת אורי מגידיש מחבקת לראשונה את סבתא שלה
🔅זירה פוליטית‼️ pic.twitter.com/LfugWhLrrU— 🔅 זירה פוליטית‼ (@Zira_politit) October 30, 2023
いうまでもなく、家族にとっても軍にとっても大きな励ましとなった。
ギャラント防衛相は、作戦が困難であることを示しつつも、これこそ地上作戦の重要性を示すもので、さらに人質を解放する能力、また軍のコミットがそこにあるということだと語った。
なお、どのように解放されたかは発表されていない。
アラームはエルサレムにも
これほど破壊されているのに、ガザからイスラエルに向けたロケット弾攻撃は続いている。昨日は、いつものガザ周辺やアシュケロンなどに加えて、エルサレムでもサイレンが響いた。いずれの地域でも大きな被害はなかった。
ガザへの人道支援トラック100台/日にイスラエルが合意か
ガザの人道問題は深刻化が続いている。これまでに支援物資を搬入したトラックは171台にとどまっている。
特にバイデン大統領の要請を受け、イスラエルは、毎日100台のトラックが、ガザへ支援物資を搬入することに合意したとアメリカ当局が言っているとのこと。