エルサレムのカンファレンスに日本人クリスチャン70人参加 2014.10.4

緊迫する世界情勢の中、9月末から All Nations Covocation Jerusalem(代表:トム・ヘス牧師)が始まっている。今年は、170カ国、約2000人がエルサレムに集まり、10月8日までの2週間、世界のための祈りを捧げている。

<激動の中東クリスチャン>

さすがにシリア国内からの参加はないが、海外在住のシリア人、イラク人、クルド人とトルコ人も参加し、それぞれの国の現状をレポートした。

トルコ人牧師は、祖国は敵視するクルド人のために祈り、クルド人たちを祝福した。また、これらアラブ諸国のクリスチャンたちが、祖国のイスラエルへの敵視を謝罪し、国を代表してイスラエルを祝福すると宣言した。

この他、ヨルダン、エジプト、イラン、ガザ地区、テロの巣窟になっている北アフリカ諸国、チュニジアやアルジェリアの代表からもクリスチャンもイスラエルを祝福する祈りを捧げた。

イラン人で元ヒズボラだったアフシン・ジャビード牧師(現在カナダ・バンクーバーで牧会)に話を聞いた。彼自身の家族全員を含め、100万人のイラン人が救われているという。これは、クロス王がかつてイスラエル人を約束の地へ帰還させたことへの報いだと思うと語った。

今回アフシンさんは、イラン人ビリーバーから、イスラエルへの多くの金銀の贈り物を持参している。イラン人たちが、祖国がイスラエルを憎み、攻撃してきたことの謝罪を、イスラエル人たちに伝えてほしいとたくしたものである。

イスラエルには1週間滞在し、トルコ南部、シリアとの国境に向かい、イスラム国から逃げて来た難民たちの支援にあたるという。
アフシン牧師は、日本では新宿シャロームチャーチに招かれたことがある。

www.youtube.com/watch?v=FTBegJm2ROg アフシンさんの証(日本語・20分)

<世界の祝福!日本人グループ>

こうした世界的なクリスチャンのカンファレンスに参加する日本人は、これまで非常に少なかった。しかし、今回、新宿シャロームチャーチが、今年1月からエルサレム祈りの家(トム・ヘス師)に林かよさんを先行派遣。富田真吾牧師の呼びかけで、全国から若手70人が参加した。全行程の参加者数は、韓国の60人を超えた。

また今回の日本勢には、幼児から小学校低学年の小さな子供たちが30人ほどが参加していた。ある家族は7人の子供を全員、連れて来たため、費用は200万円ほどになったという。しかし、不思議に必要は満たされた。日本人の参加だけでなく、これだけのちびっ子たちが集まったのもこのカンファレンス始まって以来のことだった。

さらに、アジアに焦点が当てられた日には、長沢崇史牧師(カナンプレイズチャーチ)とそのバンドが全体賛美を導き、証は、小森康三宣教師(高砂教会)で、会場は主の臨在に満たされた。ちびっ子たちも浴衣を着て賛美と踊りを披露した。角笛を吹く子もいた。

富田真吾牧師は、主要な集会で数回メッセージを語った。このカンファレンスは今年20周年。その記念すべき機会に、日本人クリスチャンが世界の大きな祝福になることができた。

富田真吾牧師は、今回、世界を代表する牧師たちと肩を並べて国会訪問にも参加。「日本の時が来ている。来年は200-300人を連れてきたい。」と語っている。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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