TIFFが10月7日ドキュメンタリー上映へ:批判受け決定を転換 2025.8.17

Screenshot of Hamas bodycam footage as terrorists approach an Israeli vehicle during the terror organization’s October 7, 2023, attack in southern Israel, released by the IDF and Government Press Office. (Screenshot)

カナダの国際映画祭が、10月7日のハマス襲撃の中で、息子を助けた父親のドキュメンタリーを受け入れなかった件。

イスラエルから激しい反発が出た後、TIFFのCEOキャメロン・バイレイ氏は、様々な方面から、かなりの批判と圧力を受けたようである。

最初の発表から2日後、バイレイ氏は、映画制作者のバリー・アヴリッチ氏とともに、この件を撤回。この映画をTIFFに招待すると発表した。

バイレイ氏によると、TIFFが障害と懸念していたことを明確に表現していなかったと述べ、映画製造者のアヴリッチ氏とともに、問題はすべて解決したと語っている。

www.israelnationalnews.com/news/413311

石のひとりごと

この件については、世論からの激しい非難が出たことと、TIFFがすぐ態度を変えたことはよかったと思う。逆にこの映画への注目が高まったかもしれない。

しかし、いったん、拒否したという事実は撤回できないことである。こうしたユダヤ人への不条理な扱いからは、第二次世界大戦前の世界を思わせられたところである。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。