これほど危険なテロリストを釈放する中、イスラエル軍は、1月21日から、「鉄の壁作戦」と名付けた西岸地区での大規模なテログループの摘発・攻撃を続けている。
空爆や最新式ドローンによる攻撃と、工作員を伴うハイテクの地上軍が、ブルドーザーなどの重機を伴って突入している。
重機が入るのは、道端や家屋などに仕掛けられている罠爆弾を先に摘発するためだが、非常のものものしい様相である。
ジェニンでは先週、作戦開始とともに、イスラエル人3人を殺害したテロリスト2人を殺害していた。しかし、パレスチナ自治政府は死亡したのは10人と言っていた。
ジェニンからはパレスチナ住民2000人が避難する様子も伝えられていた。イスラエル軍は、西岸地区検問所(900か所)を閉鎖して、全ての車をチェックしていた。道路は渋滞し、ラマラへ帰るのに3時間かかったと言っているパレスチナ人もいた。
今週に入ってからは、パレスチナ自治政府によると、1月28日(火)に、ジェニンで2人が死亡。30日(水)には、西岸地区北部タムーンで、ドローンによる攻撃があり、少なくとも10人が死亡した。
I24newsによると、ジェニンでは、爆弾150発と多数の武器が押収されていた。
ジェニンで2人が死亡した数時間後、イスラエルのカッツ国防相がジェニン難民キャンプに駐留するイスラエル軍を訪問。テロを阻止するため、軍はジェニンに留まると述べた。