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ガザ北部のカマル・アドワン病院から患者17人移送
ガザでは、イスラエル軍が、避難民たちに移動を警告しながら、ハマスなどテロ組織への攻撃を続けており、この2日の激戦で、100人が死亡したとアルジャジーラは主張している。
特に激戦になっている北部では、カマル・アドワン病院が問題となっている。
病院が、ハマスと関係しているため、イスラエルとしては、どうしても病院や、その周囲への攻撃を避けられない。11月23日(土)には、イスラエルのドローンによる攻撃でアブ・サフィア院長が負傷した様子が伝えられていた。
病院が危機的になる中、集中治療室にも患者がいるため、イスラエル軍は、23日、17人の患者を2台の救急車で、他の医療センターへ移動させた。イスラエルによると、この数週間の間に、患者、介護者、医療従事者など323人が移動したとのこと。
また、IDFは、カマル・アドワン病院には、燃料6万リットル、230箱の医療用品や医薬品、180の血液、トラック8台分の食料と水を搬送したとの声明を出した。
石のひとりごと
ガザ北部の避難民は、移動を警告されても、もはや行く場所がない。南部では、瓦礫となっている学校などで立ち尽くす様子が伝えられている。
ガザ社会は、もはや完全に崩壊しており、資金のない人は、食料を買うこともできない。売春する女性、自殺する人も多数にのぼっているとのこと。
これから冬に突入し、伝染病もさらに拡大し、まさに地獄となる。そのガザにいるとみられる101人の人質もまた同じ状況に置かれているということである。
23日、毎週恒例の様相ではあるが、テルアビブで、政府に交渉に応じて、人質を奪回するよう求める大規模なデモが行われた。
ガザにいる人々とイスラエル人の人質のために、1日も早く、ガザでの戦闘が終わるよう、とりなしが必須になっている。