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福音派クリスチャンの仮庵イベント:57カ国から500人参加
福音派クリスチャンの組織であるICEJ(国際クリスチャンエンバシー)は、以下の聖書のことばに基づき、毎年、仮庵の祭りに、エルサレムでクリスチャンたちによる仮庵のイベント(Feast of Tabernacle)を開催する。
エルサレムに攻めて来たすべての民のうち、生き残った者はみな、毎年、万軍の主である王を礼拝し、仮庵の祭りを祝うために上って来る。(ゼカリヤ書14:16)
プロテスタントの中でも福音派は、キリストによる救いが、主にイスラエルに与えられた律法に基づいていることや、イエスキリストが、イスラエル人であったこと、また聖書によるイスラエルに対する約束は変わらないと信じており、イスラエルを支持する立場である。
仮庵の祭りイベントでは、最大6000人が集まったこともあり、イスラエル観光業にとって、最大の収入源の一つである。今年も、イベントは10月16-23日で開催された。
しかし、さすがに今年は、深刻な戦時下であり、航空機の出入りや運賃にも課題があるなどで、6大陸から57カ国、約500人の参加であった。しかし、その中には、イラン代表もいたという。また12カ国からは、オンラインでの参加があった。
www.icej.org/event/feast-of-tabernacles-2/
以下はエルサレムのダビデの塔で行われた5日目のイベントの様子
ガザ国境周辺の被害地域訪問
この他、代表団は、ノバ音楽祭、キブツ・べエリなど、ハマス奇襲現場など、ガザ国境地域へのツアーを実施し、ハブソル国立公園で行われた10月7日のハマス犠牲者1500人の追悼式にも参加した。
また、被災地に赤や黄色のチューリップを植えるという、ユダヤ国家基金のプロジェクトに参加し、球根、数百本を植えた。しかし、毎年恒例のエルサレム市内の行進は、治安上の懸念から実施されなかった。
Ynetによると、昨年10月7日以降の観光客はわずか85万3000人で、その62%はユダヤ人で、29%がクリスチャン(カトリックとプロテスタント)損害は187億シェケル(約7500億円)となっている。
www.ynetnews.com/article/bjpki28xje
クリスチャンのイスラエルへの想いを伝えることになった。参加者に感謝と祝福を祈る。