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IAF戦闘機100機がヒズボラロケット弾発射地を先制破壊:その後ヒズボラ320発発射
北部では23日、ヒズボラが100発以上のロケット弾、ドローンを発射した。負傷者なかったが、キリアットシモナでは家屋の火災が発生。ツファットでは山火事にもなった。
これをを受けて、イスラエルが大規模にレバノン南部のヒズボラ関係地点へ反撃。ヒズボラ関係者7人が死亡したと報じられていた。
その後、IDFは、いよいよヒズボラの大規模攻撃が始まる「重要な週」になると言っていたが、25日早朝5時前、イスラエル軍は戦闘機100機で、ヒズボラのロケット弾発射地など40カ所を広範囲に破壊した。
その直後の5時半からは、ヒズボラが、ロケット弾210発、爆発物を搭載したドローン20発を、イスラエル北部に向けて発射した。サイレンは、アッコ、ゴラン高原、カツリンなどガリラヤ地方広範囲に鳴り響いた。
ほとんど迎撃されたが、道路に着弾したものもあった。報告されている負傷者は、アッコで着弾した際の破片に当たって軽傷を負った女性1人となっている。
Footage from the Western Galilee shows the Iron Dome engaging a Hezbollah rocket attack from Lebanon. pic.twitter.com/AKgd9horSm
— Emanuel (Mannie) Fabian (@manniefabian) August 25, 2024
Footage circulating on social media shows a Hezbollah drone impacting a highway in northern Israel. pic.twitter.com/7ivd4xvlg0
— Emanuel (Mannie) Fabian (@manniefabian) August 25, 2024
ヒズボラは、北部イスラエル軍基地11カ所を攻撃したと宣言。7月にベイルートで、最高指導者シュクルが暗殺されたことへの報復だと発表した。先にイスラエルに攻撃されたとは言わなかった。
しかし、イスラエル軍は、先にロケット弾発射地を攻撃していなかったら、ヒズボラは、ベングリオン空港などを標的に、1000発以上発射する予定だったとみている。320発でもかなり阻止した結果ということである。
ネタニヤフ首相は、緊急防衛会議を行い、国民を守るために先制攻撃を決断、指示したとのこと。
チャンネル12によると、イスラエルはヒズボラに、今後もしテルアビブ攻撃したら、ベイルートはじめヒズビラの主要な資産への攻撃を行うと釘をさしたとのこと。
その後、ヒズボラは、「今日のところはこれまで」と発表した。イスラエルもエスカレートは望まないとしている。
イスラエル国内は一時緊急事態宣言で対処
この一連の攻撃応酬の際、ギャラント参謀総長は、48時間の緊急事態宣言を発令した。
特にテルアビブ以北在住の住民に移動制限や、集会人数制限を指示した他、レバノン国境に近いビーチは閉鎖された。ベン・グリオン空港は一時的に閉鎖されたが、午前7時からは再開されている。