ハマスの息子として知られるモサブ・ハッサン・ユーセフ氏は、西岸地区のラマラで、ハマス指導者の一人の息子として生まれ育ったが、後にクリスチャンとなり、ハマスの内情を暴露したことで知られる。
イスラエルにも来て、パレスチナ側がいうところのイスラエルの国が悪であるというのは間違いであり、イスラエルはすぐれた民主国家であるとはっきりと証言した。
当然、西岸地区には住めず、今はアメリカに亡命生活である。しばらく姿を見なかったが、そのユーセフ氏が国連の人権保護委員会で、UN Watch(国連活動を監視するジュネーブ本部のNGO)の代表として、強烈な証言をしたことが報じられた。
その時のビデオを見ると、イスラエルに敵対するアラブ諸国などの代表が、イスラエルをぼろくそにけなした直後に、ユーセフ氏が、パレスチナ自治政府をぼろくそにけなすというものである。
ビデオ:https://www.youtube.com/watch?time_continue=69&v=c2NaiX-hvVQ
イスラエルに住んでいる者として言わせて貰えば、代表たちの発言は、まったく正しくない。むしろ、それぞれ自分の国のことを言っているようである。
PLO(パレスチナ自治政府代表):イスラエルは占領者で、植民地政策を続けている。民族浄化をねらって、違法な逮捕と虐待を日々行っている。イスラエルは、土地や天然資源を略奪し、木々を伐採し、金を盗んでいる。
シリア代表:イスラエルは、エルサレムのユダヤ化を進めている。家々を破壊し、土地や財産を搾取し、天然資源を無駄にする。
カタール代表:イスラエルは人種差別国家で、違法な侵攻を行っている。
北朝鮮代表:イスラエルは、パレスチナで人権侵害を続けている。
パキスタン代表:イスラエルは占領勢力で、植民地活動を続ける人種差別の国である。この植民地勢力を止めなければならない。
ベネズエラ代表:人種差別、強権国家、膨大な破壊をパレスチナ市民にもたらしている。
イラン代表:戦争犯罪の国、人類に対する犯罪者、民族浄化をねらうテロ国家である。
これに対し、ハッサン・ユースフ氏は次のように証言した。
「UNWatch の代表として発言する。私は、モサブ・ハッサン・ユーセフ。ハマスのメンバーとしてラマラに育った(れっきとしたパレスチナ人であるということ)。今日、パレスチナ人の唯一の代表と自称するパレスチナ自治政府に対して証言する。
あなた方が支配する権利はどこにあるのか。パレスチナ市民は、あなた方を選ばなかった。代表として任命もしていない。あなた方は自称しているだけだ。
あなた方が、市民に対する責任を負う管理者でないことは、あなた方自身が日々、市民にたいして人権侵害をおこなっていることから明らかである。実際のところ、パレスチナ人個人個人の人間としての発展は、あなた方にとって最も興味のないことである。
あなた方は、パレスチナ人の学生を大学から拉致して刑務所に入れ、拷問を加えている。政治的なライバルも拷問する。パレスチナ人の苦しみは、あなた方の自分勝手な政治的利益の結果である。
あなた方は、パレスチナ人の最大の敵である。もしイスラエルがいなければ、あなた方が責める対象はないはずだ(悪いのはあなた方自身である)。自分の行動に対する責任は負うべきだ。(イスラエルのせいにするな)
あなたがたは、権力を維持するために、紛争の火を煽っている。最後に言うが、あなた方はこの国際社会の場を間違った認識へと導こうとしている。あなた方自身が作ったパレスチナ問題を、イスラエルのせいにしているのだ。」