23日、イスラエル空軍は、ゴラン高原シリア側のクネイトラ付近にある親シリア政府軍の基地を空爆した。シリア側からの情報によると、戦闘員3人が死亡したもよう。アル・ジャジーラによると、イスラエルはこれを否定している。詳細は不明。
これに先立つ21日にも、ゴラン高原のイスラエル側に、迫撃砲が着弾したことを受けて、イスラエル軍は、この地域への攻撃を行った。これについては、双方から負傷者等、報告されていない。
現在、ゴラン高原のシリア側を支配しているのは、大部分が反政府勢力で、南部国境付近に、イスラム国が小さく存在している。これまでのところ、流れ弾が着弾する程度で、なんとか平穏が続いているといったところ。
今回、シリア領内の親シリア政府関係要所を空爆したわけだが、今の所、ロシアはノーコメント。
www.timesofisrael.com/israel-said-to-strike-pro-assad-forces-in-syria-killing-3/
<シリア情勢その後>
アメリカ軍がトマホークを打ち込み、赤線をあえて示さない形で、攻撃態勢を崩していないことで、今の所、シリアが新たに化学兵器を使うこともなく、大きな爆撃もない。ロシアも無言で、いわば、ニュースがない、といった状況である。
<F35ステルス戦闘機3機到着>
現時点で最もすぐれている戦闘機F35ステルス戦闘機がアメリカからあらたに3機到着した。最終的には50機を購入し、2飛行隊を立ち上げる予定。F35があれば、敵のレーダーに発見されることなく領空に侵入が可能。
余談になるが、日本の自衛隊もこの戦闘機を一機受領ずみである。自衛専門で、先制攻撃をしないはずの自衛隊が、なぜステルス戦闘機が必要なのかとの声もあるもよう。なおF35は、一機1億ドル程度(100億円以上)とも言われる。