ヘブロンで、すでに重傷となっているパレスチナ人テロリストの頭を撃って死亡させた兵士の軍法会議が月曜、再度行われた。結果、故殺罪と不適切な行動で起訴されることになった。
*故殺罪:計画的な殺人ではなく、一時的な感情などで殺害に及んだ場合などの殺人罪。過失致死も故殺罪に含まれる。
これにより、兵士の顔と名前が公開された。兵士は、ラムレ出身のエロール・アザリア軍曹(20)。従軍は1年8ヶ月前で、訓練を終えた後、戦闘部隊衛生兵としてシムション部隊に配属されていた。
犯罪歴はなく、優秀な兵士として表彰も受けていた。極右との証拠はないが、フェイスブックに、2年前に誘拐・殺害されたユダヤ人少年3人の復讐を支持する書き込みがあったと指摘されている。
父親は30年勤続の警察官で、皮肉にも犯罪暦のある兵士の回復を支援するボランティアをしている人物だという。
実際の懲罰についての判決は終わっていないため、身柄は続けてローシュ・ハアイン近郊の基地に軟禁となる。ただし、今週末の過ぎ越しの祭りの夜は家族とともに過ごすことが赦されることになっている。