ゴラン高原をシリアに返還せよ!?:国連人権理事会(UNHRC) 2016.3.29

トルコやヨーロッパで自爆テロが横行している昨今だが、国連人権理事会(UNHRC)は、イスラエルを非難する決議案5つに関する決議を行った。

その内容は、西岸地区の入植地に関するものとともに、なんと、イスラエルはゴラン高原をシリアへ返還すべきというものもあり、賛成31で可決されていた。

かつて、こうしたイスラエルの非難決議は、アメリカが拒否権を発動していたのだが、アメリカが、この理事官の一員でなくなって以来、なんの障害もなく、反イスラエル決議はすべて可決されているのだという。

ネタニヤフ首相は、「国連人権理事会は、パレスチナ人のテロも、ヨーロッパで自爆テロをしているISISよりも、中東で唯一の民主国家イスラエルを非難する。UNHRCは、反イスラエルのサーカスになった。」とコメントした。

また、イスラエルの国連大使ダニー・ダノン氏は、「記録的な偽善。精神障害の治療を受けるべきだ。」と言った。

www.jpost.com/International/UNHRC-creates-blacklist-of-companies-doing-business-in-the-settlements-449124 

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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