ブリュッセルでの自爆テロの犯行声明を出したのはISISだった。その後のISISに関するニュースが錯綜しているが、最近の主なと思われる動きは以下の通り。
1)ブリュッセル自爆テロの容疑者逮捕
ブリュッセル自爆テロと昨年のパリでのテロ事件とは関連があったことがわかった。フランスとベルギーのは、先日の自爆テロ犯とみられる6人を逮捕した。しかし、1人は証拠不十分で釈放されたと伝えられている。
www.bbc.com/news/world-europe-35911401
2)トルコ:復活祭の教会やシナゴーグに警告
自爆テロの警戒が続くトルコでは、今週末、復活祭を祝う教会やシナゴーグが狙われる可能性があるとして警告を発していた。しかし、幸い、トルコは今のところ、無事。
イスラエル政府は、トルコにいるイスラエル人に、ただちに帰国するよう呼びかけているが、そこはイスラエル人。今もビジネスマンらはトルコに行き来している。
3)シリアの要所パルミラをISISから奪回:シリア政府軍
シリア政府軍がISISに奪われていたパルミラをついに奪回。シリア軍は、パルミラをベースに、さらに領地を奪回する意向のようである。アメリカは、シリア軍によるパルミラ奪回を歓迎すると伝えている。
パルミラは重要な世界遺産のある町である。ISISは、2000年前のローマの神殿なとを部分的に破壊したいたが、かなりの部分が残されており、考古学者たちは胸をなでおろしている。
www.bbc.com/news/world-middle-east-35912302
4)ISISの資金調達のトップを殺害:アメリカ発表
アメリカ軍は、空爆により、ISISで資金調達を行っていた組織ではナンバー2にあたるスデルラフマン・カドゥリが死亡したと発表した。これにより、アメリカは、ISISが戦闘員に資金を支払いにくくなったのではないかとみている。