27日深夜前、エルサレム北部ギブアット・ゼエブのガソリンスタンドで、男性と女性が歩いていたところ、パレスチナ人テロリストが、男性(36)を刺して逃げた。男性は首を刺され、出血多量で重傷となり、今もICUに収容されているが、容態は落ち着いたと伝えられている。
男性を襲ったのは、17才のパレスチナ人少年。少年は、男性を刺したあと走って逃げたが、付近にいた複数の市民が取り押さえ、警察に引き渡した。
この直前にも、検問所で、別のパレスチナ人少年(17)が、取調中にナイフを取り出したため、兵士らに取り押さえられた。その一件が報告されたところだった。
これらの事件は、未然に防がれた事と、被害者が、死亡しなかったせいか、翌日の午後までには、もうすっかりニュースから消えていた。
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死者が出るようなテロが続いているのだが、エルサレムに住んでいる人々を見ていると、不謹慎な表現ではあるが、もはや交通事故か何かのような感じではないかと思ったりする。
特に恐れることもなく、町も全く普通である。道行く人々が、テロリストを恐れて歩いているようには全くみえない。これもまた異常事態なのかもしれない
それにしても、パレスチナ人のティーンエイジャーたちは、なぜこのようになんの益にもならないようなテロで死に急ぐのか。イスラエルの閣僚ユバル・ステイニッツ博士と、パレスチナ人臨床心理士のシャフィック・マサルハ博士の解説をまとめた。
*オリーブ山便り ビデオシリーズ 「若者のテロ自殺」
<ハマスのトンネル崩壊で8人死亡>
イスラエル領内でのテロを煽っているハマスだが、ガザ周辺の住民から、またハマスが、地下でトンネルを掘っている音がするとの苦情が出始めていた。
そのニュースが出た直後である。ハマスの地下トンネルが、大雨で崩壊し、水が流れ込み、中にいた11人のうち8人が行方不明と報じられた。その翌日の28日、ハマスは、戦闘員8人が”殉教した”と、その死亡を明らかにした。
崩壊したトンネルはイスラエル領から1キロの地点だった。
ところで、かつて、ガザのトンネルを掘るのは、金で雇われるまだ体の小さい子供たちや、少年、若者たちだった。今回死亡したのは、”戦闘員”と伝えられているが、それが子供や少年たちでなかったことを願うばかりである。
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