相変わらずのガザ・ロケット弾とパレスチナ人のテロ 2015.7.17

15日夜、ガザからロケット弾がアシュケロンに着弾した。被害はなかったが、その後イスラエル軍が、ガザ地区への空爆を行った。

また、エルサレム北部で、パレスチナ人女性が、イスラエル兵をナイフで刺すというテロ事件が再び発生した。犯人はその場で逮捕。兵士の傷は中等度の負傷だった。

西岸地区の入植者の友人によると、活発にテロ活動を行っているグループがまだ逮捕できていないので、警戒するようにとの通達が来ているとのこと。観光省による西岸地区でのツアーも停止されている。(アラブ系ツアーは続行)

しかし、エルサレム市内はいつもと変わらない日常で、どこかで起こっているテロやロケット攻撃もいわば日常になっているというところか。人々はもはや興味もあまり示していないようである。

<シナイ半島ラファからエジプト海軍攻撃>

シナイ半島でISIS関連組織の一掃を行っているエジプトだが、16日、ガザ地区のシナイ半島側ラファ付近からミサイルが発射され、海上を航行中だったエジプト海軍船に直撃。船は大破した。ISIS関連組織が犯行声明を出した。

BBCによると、シナイ半島情勢はISIS関連組織か、エジプト軍の情報にたよるしかないのだが、両者が全く違う情報を流してくる事があり、いったいどうなっているのか確証ができない状態だという。

www.bbc.com/news/world-middle-east-33557180

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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