イスラエルは4日日没から5日にかけて、神殿崩壊記念日入りとなる。これは、第一第二神殿の崩壊、またスペインでのユダヤ人虐殺追放が、奇しくも、すべてアブの月の9日(ティシャ)におこったことを覚え、断食して神の前に出る日である。
エルサレムでは、日没後、独立記念公園にユダヤ教徒が集まり、哀歌を読む。その後、ダマスカス門など東エルサレムの旧市街城壁周囲をイスラエルの旗を持って歩くという。時期的に、パレスチナ人の投石などが発生しないようにと願う。
なお、神殿の丘では、4日朝、パレスチナ人と治安部隊が衝突し、警備隊5人が負傷。パレスチナ人12人が逮捕された。今夜からのティシャベアブに向けて、治安部隊は警備を強化する。