停戦にむけて:国際社会の動き 2014.7.11

ハマスは、10日、イスラエルに向かって、様々な条件とともに停戦を呼びかけたが、100%イスラエルに譲歩を要求するものであり、イスラエルではほとんどニュースにもならなかった。

11日、オバマ大統領がネタニヤフ首相に電話をかけ、イスラエルの自衛権を認めた上で、停戦にむけた仲介を申し出た。しかし、ネタニヤフ首相に、一時的な停戦に応じる気はなさそうである。さらに作戦を拡大してとにかく徹底的にガザ地区の攻撃の能力を破壊する方針である。

アッバス議長はじめ、トルコなどアラブ諸国からは当然、批判が出ている。10日ニューヨークでは、国連で緊急会議が開催された。イスラエルのロン・プロッサー代表は、サイレンの音を流して、イスラエル市民350万人のおかれている現状を訴えた。


石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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