ケリー国務長官が、第三インティファーダを警告 2013.11.8

昨日、ケリー国務長官はイスラエルのチャンネル2のインタビューで、「もしこの和平交渉が挫折したら、イスラエルは国際的に孤立する。またカオス(第三インティファーダ)になる。それをイスラエルは臨んでいないはずだ。」との懸念を語った。

しかし、その言葉を裏付けるように、先週からここ2,3日、西岸地区で、テロ事件が相次いでいる。

8日朝、西岸地区南部入植地グッシュ・エチオンで、ユダヤ人夫妻の車に火焔瓶が投げつけられ、火傷を負うなど負傷した。また、同じく今朝、エルサレム周辺の検問所で、イスラエル兵を刺し殺そうとしたパレスチナ人(23)が、射殺された。

昨日もサマリア地区で、バス停にいたイスラエル人に向かってパレスチナ人が発砲。付近にいたイスラエル兵と銃撃戦となり、犯人を射殺した。

7月に和平交渉が再開されてから、殺害されたイスラエル人は3人、パレスチナ人は10人に上っている。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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